足し算の考え方に自由度を

1年ぐらい前に息子との会話で感じた小学校の算数教育への違和感を転記

繰り上がりの足し算

9+3=?

といった問題を出されたときに、息子くんは「9は10から1少ないから、3から1を引いて 12になる」という計算思考をするようです。

が、先生は「3は1と2に分けられて、その1と9を足して10にして、2を足して12」といった感じで教えているようです。 それをノートに書かないといけないそうで、息子にとっては面倒くさいんだとか。(といっても、きちんとノートに書いているんですけどね。そのあたりは面倒くさいとやらないと決め込むワタシとは違うなぁとも)

で、どっちでもいいんじゃないのかと高校教員(小学校の免許状持ち)としては思うわけです。数学教員ではないですが、高校数学程度は頭に入っていますし、計算の工夫の必要さは数学では必須。3=1+2であることや、10=9-1であることを小学生ころから、認識しておくことが必要だと思うのですが。。。うーん。

まぁ、息子くんは算数が好きなようで、彼はルールに縛られない自由な計算方法を日々編み出している様子なので、それを伸ばしてくれればいいのですが。一抹の不安が。。。

2ケタ同士の足し算

38+25=?

とか、お風呂場の中で聞いてみたわけです。小学校の算数では一桁から足して。。。繰り上がって。。。と答えに導くのでしょうが、彼はブツブツ言いながら「63」と答えるわけです。筆算とかしてないで暗算なご様子。

どうやって計算をしたのか聞いてみると、「3と2を足して5。8と5を足して13。だから63」なんだとか。ワタシは「その方法は自分がなかなかできなかった解き方で、なんだ本当に賢いのか」と親バカモード全開になりつつ、大人からやり方を強要されることで、閉ざされる能力ってもんがあるんだろうなと改めて感じました。他にも何題か出してみましたが、同じような計算方法をしていると説明してくれました。

等差数列の和の考え方

1+2+3+4+5+6+7+8+9=?

と息子から聞かれまして、大人げなく「45」と即答してしまったのですが、彼も答えがわかっていたようなので、これまた「どうやって計算したのか」と問うてみました。
彼は「1と9で10、2と8で10、3と7で10、4と6で10、残りが5、だから45」だそうで。等差数列の和の出し方的な考えも1年生で、できてしまうもんなのだなと。この思考プロセスって何度かやり取りしていくうちに、定着していくもんなんでしょうかね。一切そんなこと教えたこともなかったので、ちょっとビックリしました。

計算よりもプロセス

計算方法なんて、できちゃう子にはどーでもいい気がします。ワタシは計算が速かったので愚直に解く(ミスもたくさんする)タイプでしたが、息子くんは自分の方法でやらなきゃ気が済まない(ちょいちょいミスをする)タイプのようです。答えを正確に出すことも必要ですが、プロセスや理解の仕方は人それぞれでいいんじゃないかと思うんです。特に高校理科の内容なんて、ヴィジュアル化できないミクロな課題を取り扱ったりしていますので、イメージが大事なわけで、擬人化してみたり、物事に例えてみたり、人それぞれの理解方法があるはずなんで。「こうやって理解しなきゃダメだ!」みたいなのを幼少期に押しつけることは彼らにとって非常に不利益であるんだろうなと。小学校の先生も、中学・高校でどのような数学が行われるのか(ある程度は)知っているはずなんで、将来彼らが学ぶであろう内容を念頭に置きながら指導するってことはしないもんなのかなと。

現状では、息子くんの計算方法を理解してくれる小学校教員は多くはなさそうなので(理数が苦手の小学校教員が多いのは隠されていますが事実です。。。)理数科目については、自宅でどうやってフォローすればいいなかと、いまから予防線を張っておいた方がいいのかもしれないなと。。。

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