志望されない教員

教員採用の説明会ですでに危うい状況

https://twitter.com/VtXV5Y8EeIcyB6I/status/1123825087168294914

こんなタイムラインが流れてきました。教員採用の不人気っぷりです。さて、どうしてこんなことになっているのか。。。といったって、メディアで報じられる教員の「ブラック」っぷりとか、団塊の世代の退職時期からくる人員不足とか、まあいろいろあるんでしょうけど。

学校の「異動」って

教育に携わっていますが、公立学校の教員に全く興味がわかず、一度も公立学校で教えたことがありません。理由として大きくあったのは「異動」。学校間を異動して、その場所に沿った教育をとかなんとか理由があったように思えますけど、現在の教育に求められていることは、地域の特色に沿った教育実践だったのではないでしょうか。ボクは、教えることには慣れていますし、小中高の理科教育内容はだいたい頭に入ってます。でも、場所を転々としている感想としては、その場にアジャストしたスタイルを確立するのに何年か掛かるわけで。もっと腰を据えて、学校とともに教育についてじっくり検討するとかしたほうが、責任も出てくると思うんですけどね。「学校がどうやったらよくなるのか」なんて、単年度のスパンでは上手くいくわけでもなく、10年ぐらいの長い期間も含めて誰かが検討しなきゃいけないもんだと思うんですけどね。公立学校だと10年もしたら全員交代しているってことの方が多いんじゃないですかね。

海外の学校だと

台湾やカナダの公立学校の校長先生や責任ある方と話したときに、トップは学校の責任を負っているし、そのための教員の募集活動や、保護者とのつながりの構築や、学校外とのやりとりなんかを積極的にしていました。「自分の学校なんだから当たり前でしょ」という話しぶりでした。日本の学校にいないというわけではないですが、ふとした拍子に「異動」が発令されるわけですから、自分だったら「なんだかなぁ」となってしまうだろうなと。

近い将来学校に先生がいなくなる?

誰の責任でもなく、国全体が教員に厳しく当たり、教員の立場を軽んじきた結果が、志望する人が減ってきたという現状でしょう。4月には

 富山市の小・中学校で、育休や産休を取得した教員の代わりを務める臨時的任用講師(臨任講師)が22日時点で27人不足していることがわかった。同市教育委員会が明らかにした。今月1日時点では35人不足し、始業式の日に担任を発表できない小学校もあったという。

朝日新聞デジタル 2019年4月23日 富山市、臨任講師27人不足 担任を発表できない学校も

というニュースがありましたが、どの自治体でも起こりうる状況ではありますよね。残念ですけど、若い世代には仕事として魅力的とは思えないですよ。

教員免許更新制度…

あと、教員免許更新制度なんてものが、2009年ぐらいから施行されてて、大学卒業時に教員免許取得したけど、免許が使えない状況になっている意欲的な人が少なからずいると思うんですよね。ボクも1度は更新しましたけど、偶然教職に戻ってきていた時期だったから、更新できたぐらいで、更新講習を受講するには費用のほかに、所属学校の校長印が提出書類に必要で、「教員じゃないけど免許状もっててとりあえず更新しておこうかな」って人はお断りの雰囲気がありました。更新するのに手間もかかるし費用もかかるし、ほかの仕事していたら「何となく更新しとくかな」って感じのものではないですね。「失効してるっぽいから、教員はないなー」って人の声を何度か聞いたこともあります。人手足りないんだから、このあたりは見直したらいいと思うんですけどね。

個人的な感想としては、教員って「ブラック」とか言われてますけど、一般的な企業勤めしてたら教員って楽しい面もあって自由な部分もあって、楽しめる仕事だなと思えています。一般企業から教員へって流れがあったほうが、教員の幅が広がって、生徒たちも面白がるように感じるんですけどね。

公教育の転換期になれば

私立で教員している身で言うのもアレなんですが、本来教育は公的なものであって欲しいのです。機会の均等が保たれるべきだろうし。でも、選びたい人にとって公的な教育が魅力的ではないのが事実なんだと思います。現状の公立学校の環境で教えたいとは思えない自分がいますし。教育って、携わる人と場所によって成り立つものだと思っているので、公立学校の在り方自体を見つめ直さないと、教員すら存在しない自体になるんじゃないかと。公的なサービスであってもそれぞれが特色を出してをそれらを選べる社会にならないといけないんだろうなと。

そんな社会になるように、教員としてコツコツ活動しつづけます。

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