さよならキログラム原器

キログラムの定義が変わりました

1キログラムが変わったのではありません。130年前からいままで一切変わらなかった「1キログラムの定義」が変わったのです。

キログラム原器のレプリカさん

これまでの1キログラムは、「国際キログラム原器」の重さそのものと定められていました。 この定義は、当初10万年はもつだろうと考えられていました。ところがその原器の重さには、想定された以上の「変動」があることが分かってきたのです。 その大きさは、およそ1億分の5。

産総研HP「キログラム定義改定特設サイト」

1キログラムの由来は「1Lの水の質量」でして,それを基準にしながら微調整を繰り返し,「キログラム原器」を1キログラムの基準としていたのが昨日まで。3重のガラスの入れ物の中に閉じ込められたキログラム原器。変動しないはずの空間で保管されていても、変動してしまった原器。一般人には気にもならないことですが,基準が変わってしまっては困ることなので,絶対に変わらないもので定義づけしようというのが,今回の定義の変更の理由です。

身体性を持ちづらくなる技術の発展

技術が発展することで,いろんなことがわかったり,正しい(とされる)ことが厳密化されていくことによって,抽象化されすぎて,結果として「よくわからん」という事態になっているように感じています。

1メートルは地球を1000万分の1にしたことが本来の定義であって、だからこそ、地球1周4万キロメートルとわかりやすく設定しているなわけで。1日を24等分して1時間,それを60等分して1分,さらに60等分して1秒としてちょどいい感じだったのでそう設定したわけで。温度(セルシウス温度)も水が氷るときを0,沸騰するときを100として,間を100等分したらちょうどいい感じだったからそう設定したわけで。最初は誰もがイメージしやすかったんだと思うのです。

技術が発展するにつれ,正しさを求めすぎるがあまり,最初の決め方自体の怪しさに気づき,よりよくしていくあまり,初期衝動が分かりにくくなってるように感じます。正しさを求め続けることが「いい」とか「わるい」とかではなく,「おもしろっ!」ってフックを作ること自体が難しくなってる原因なのではないか 。また、情報化が進んできて、正確すぎる情報が的確に伝わりすぎちゃうことも 。おもしろフックの喪失の要因な気がしてます。

サッカーでファールしたらボールから 9.15 m 離れないといけないんですが,どうして離れるかとか,どれぐらい離れるのかに興味が湧きづらくなってるのかなと。というのも,「調べたらわかっちゃう」だから「覚えなくても誰かが知ってる」ので「自分のモノゴトとしてとらえられない」の経路。サッカー習い始めたころに「10歩離れる」とだけ伝えられ,その情報だけは「自分たちのモノゴト」として捉えて成長した後に,「10ヤード(= 9.15 m )離れるってルール」からそう教えられてたんだ!と気づく。そうしていくことで,気づくフックが育つし,次のフック(ヤードって何やねん!とかアメリカンフットボールも10ヤードやな!とか)がにょきにょき生えてくる感じ。

古き時代はよかった。と言うつもりはなく。情報はたくさんあるんだから,フックを生えさせる栄養は古き時代よりも豊富にあると感じているんです。土壌を耕して豊富な栄養を撒いて好きなようにスクスク育てばよいのですと。いろんなことに疑問をもてる養分ばかり豊富で,土壌を作るのが教育界隈に足りてないんだろうかとふと思ったので書き記しておきます。

と、ここまで読んでいただいた方には、ぜひとも「サッカー」と「フットボール」の違いを考えてもらいたいボクがいます。FIFAやUEFAのFAってFootball Associations ですから。。。

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