未来の先生展でピッチしてきた

9月14,15に、未来の先生展ってものがありまして、ちょっと行ってしゃべってきました。そのことについて。

未来の先生展って

未来の先生展は、社会の動向を理解し、自ら学び、専門性を向上させたいと願う先生たちをはじめ、教育業界の関係者が来場し、熱心に学ぶ日本最大級の教育イベントです。
未来の先生展の特徴の一つに、学ぶこと・挑戦することに大変熱心な先生など教育業界関係者が日本全国から参加することが挙げられます。それに対応させて、イベントでは様々な学びや出会いの機会を設けています。未来の先生展は、一方で先生のみが学ぶものではありません。生涯教育という観点で学校教育を捉えなおすことが必要だと考え、教育に関心のある一般(教育産業で働く人や、学校ボランティアやNPOなどで教育に関わっている人、保護者など)も広く参加します。この多様性は、業界同士のみならず、学校の先生との現場でのコラボレーションを生み出す貴重な機会となり、新たな取り組みが生まれる教育イノベーションを起こす可能性も高めています。

未来の先生展2019 ご挨拶

こんな感じの教育イベントです。で、 経産省「未来の教室事業」である Hero Makers創設者 の白川寧々(ねねさん)から、「展示物としての先生として来て、pitchしたくない?」ってお誘いが。迷ったけど、めったにないチャンス。(だって高知でしゃべる機会あっても人が少ないし…) ねねさんにも、また会えるし。 というわけで、Let’s challenge !

HeroMakersの我々に力を貸してくれる召喚獣「ねね」

ピッチの準備

ピッチの準備しておこうねーとアナウンスがあったけど、細かいものがあるはずもなく。大人なのでやろうねってことでしょ。知ってます。準備していきました。Bootcampの際に、使ったものをブラッシュアップすることにして、もう一度練り直すことに。 今回は伝える相手が多いという想像ができたので、 そのあたりも考慮して。

もう一度、やりたいことを問い直してみる。最終目的地は「子どもたちが、日本じゃなくても生きていけるような道を見せたい」なんだろうなと。首都圏でよくみかける留学生がコンビニで働く風景が、いまの日本の子どもたちが地球の裏側あたりのコンビニで働く風景になる可能性を認識するべきだなって10年ぐらい前から感じているわけです。

そのためには、子どもだけじゃなくて、保護者にも危機感というか可能性を伝えたいし、一緒に子どもの可能性を探りたい。教員であるボクと保護者が分断されてたら話ができない。すると、子どもに伝えても意志をつぶされてしまう。グローバル化の中で子どもたちが生き抜ける力をつけてもらうには保護者側を味方につけておかないと、救えるものも救えなくなってしまうなと。だからモンスターペアレントなんて言ってる場合じゃなくて、教員側も小さいこと言ってないで、マジで世の中見つめて子どものために考えようよなわけ。

プレゼンの内容をご紹介

ホントはモンスターペアレントなんて言ってる場合じゃないんですけど。最近減ったかとも思うけど、まだ言う人いるし。言いたいことは単純なので、落ち着いた雰囲気を意識してプレゼンしてました。資料とともに解説します。

あえて ちょっと皮肉を込めて 誇張表現でモンペの想像図のご紹介。でも、ボクは会ったこともない。ただの創造物。インパクト重視。先に共感からのほうがいいのかなと。

で、必要性の部分。直接的な証拠じゃないけど、コミュニケーションを望んでるのに、取らないのはどっちなんだと。ちゃんとデータっぽいのあったし。

逆に、データをよく読んだら「保護者の権利意識が高い」「学校権威の失墜」って思う教員の多さよ。なんだよ「学校権威」って。学校って、そんなに偉かったんだろうか。

「保護者の言うことを聞くなんて」「保護者になめられる」とか、職員室でのあるあるじゃないのかなと。今回は会場に教員が多いだろうからあえて煽ってみた。反応からしてある程度はそんな感じなんだろうなと。

アイデアとしてあるのは、教員の方が、monsterなんじゃないかって捉え方。モンスターペアレントみたいに強そうなやつじゃなく、群れててキーキー言っちゃってる弱いやつ。学校って保護の中で。名前を伏せて「先生」って仮面に守られてるイメージ。

アプローチは単純。コミュニケーションすること。ただし、学校でじゃなく、外で。お外へ行こう。学校の先生って名札は置いていく。それで、外で話してみるの。自分の小ささ・弱さに気づけるから。話ツマラナイと誰も聞いてくれないから。でも先生ってだけで大体の場合は興味を持ってくれるからハードルは低いんだけどね。教師の名札を取っ払って、外でフツーの世間話するだけで教員は少し変われると思う。できない何かがあるんだろうけど。

実際に一度やったイベントがアイデアの元でもあるので、highlightはそれの紹介。この辺にくるまでに時間オーバーしちゃったんで、そこまでに。

もっと話す内容をスリム化して、外の場の提供してほしいことを入れたらよかったと反省。「場の提供者求む!」みたいな。でも、それは高知でやったほうがいいのかな???もし、この記事を読んで、気になったよって方は、気軽にお声がけください。一教員として教育のアレコレをざっくばらんに話すために足を運びます。)

大きなミッションは「子どもの可能性をつぶさない環境づくり」と、「そのための大人の覚悟の仕方づくり」なんだろうな。そろそろ、大人は覚悟しなきゃダメだな。このあたりは、未来の先生展の他のコンテンツを見て感じたので、また今度書きます。

ピッチって何だ?

pitchって何?

Photo by Product School on Unsplash

pitch(ピッチ)って知らない人はわかんないですよね。超短時間でのプレゼンって言えばいいでしょうか。短時間で相手を共感させ、人を動かすプレゼン。エレベーターピッチや1分間ピッチって言葉がちょっと流行った気もする。とにかく余計なものをそぎ落として相手を納得させるやつです。

HeroMakersでピッチスキルを身につけるのは、余計なものをそぎ落として、やりたいことを洗練させていくことにあるんだろうとボクは感じています。あと教員てしゃべるのとか説明とか長いんだよね…それのカウンターなのかと。

大切なのは「構成(design)」「資料(document)」「伝え方(delivery)」って合宿で叩き込まれた。

「構成(design)」

短時間で伝えるには、6つのパートを作ること。「①必要性(need)」「②共感(empathy)」「③アイデア(solution)」「④アプローチ(approach)」「⑤実績紹介(highlight)」「⑥世界規模での大きな夢(Mission)」だそうで、順番とボリュームが大事。これは丁寧に合宿で叩き込まれた。丁寧にってのは時間をかけてではなく、それぞれの要素を簡潔にわかりやすくレクチャーしてくれてた。

「資料(document)」

お役所パワポ禁止とだけ合宿で言われた気がする。ボクはもともと文字は1行ぐらいしか入れないし、アニメーションも必要以上に使わない。教員のパワポ資料は頭が痛くなるぐらい文字が多い。わけわからん動きもあったりする。あれはアカン。Garr Reynolds のプレゼンテーションzenを何年も前に読んでたときのことを思い出した。パワポ死って学校で遅れて蔓延してる気がする。

「伝え方(delivery)」

合宿では、TEDを参考にぐらいの説明だったかな。伝え方は人それぞれだから、誰かのマネからすればいいと思ってる。たくさん見て身振り手振りとしゃべり方を真似ることなんじゃないかなと。TEDの教育といえば、Sir Ken Robinson はよく見られてますよね。あのしゃべり方は好きです。

Sir Ken Robinson: How to escape education’s death valley

Sir Ken Robinson outlines 3 principles crucial for the human mind to flourish — and how current education culture works against them. In a funny, stirring talk he tells us how to get out of the educational “death valley” we now face, and how to nurture our youngest generations with a climate of possibility.

最近、伝え方を真似したいのはLarry Smithのトーク。アイロニカルで熱い感じ。落ち着いた感じで熱量を表現したいな。

Larry Smith: Why you will fail to have a great career

In this funny and blunt talk, Larry Smith pulls no punches when he calls out the absurd excuses people invent when they fail to pursue their passions.

で、これらを用いて、1分ぐらい3分とか(5分とかだと長い?)でシンプルに、相手に覚えて欲しいことを自信たっぷりに話す。

あらためて、書き出してみて感じたのは、このスキルを多くの教員はなぜ身につけてないんでしょうか…。限られた時間内に伝えるって、多くの場面で使うよなーって思い出すと同時に、学校の場では誰も言わないスキルだなーって。この考え方と技を使おうとすると、生徒をどうやって惹きつけるかを自然と考えるようになるのだが…教員のみなさん、やってみましょう。